阿蘇山 風景

九州の名水といえば白川!熊本の水と土地の魅力に迫る


九州といえば、福岡を中心として明太子や豚骨ラーメンなどで有名な地域ですが、実は名水が多く流れていることでも有名です。その証拠に「日本の名水百選」に選ばれた水源や河川が九州全体では19ヶ所もあります。
なかでも、世界最大級のカルデラのひとつである阿蘇山に磨かれた熊本県の「白川」の水がその筆頭にあがります。熊本県というと「火の国」のイメージが強いですが、実は「水の国」でもあるのです。
今回は白川と熊本について紹介します。

名水:白川水源

白川は阿蘇山の根子岳からはじまり、南阿蘇村周辺の北側の阿蘇谷から流れてきた黒川と合流します。黒川と合流した後は、熊本市外を流れ、有明海に注ぐ一級河川です。

この白川の水は「日本一うまい水」を標榜しています。白川の上流部には「白川水源」という湧水があり、毎分60トンもの勢いで湧き出ています。白川水源には休日ともなると多くの人が訪れ、任意で100円を払えば汲み放題といこともあってか、白川水源の湧きでたばかりの水を汲んでいく人たちで賑わっています。これは白川の水が美味しい水である証拠といえるのではないでしょうか。

また、周辺では豊富な水資源を利用した豆腐や農産物などが人気を博しています。白川が名水として愛されていることがよく分かります。

世界最大級のカルデラ:阿蘇山

阿蘇山は白川が流れ出している根子岳などの「阿蘇五岳」を中心とする活火山です。外輪山は南北25km、東西18kmで、世界最大級の面積380km2を誇るカルデラ型の山で、屈斜路カルデラに次ぐ国内二番目の大きさを誇ります。
この活火山である阿蘇山がることから、熊本県周辺は昔から「火の国」とよばれてきました。阿蘇山は火山活動が通常の穏やかな場合は自由に見学ができますが、活動が活発になったり、有毒ガスが吹き出したりした場合は対地入りが規制されます。

周辺には温泉施設がいくつもあるので、観光スポットとして人気です。

水の国:熊本

阿蘇山や温泉施設の豊富さから火の国とよばれている熊本県ですが、水資源も豊富にあることから「水の国」ともいわれています。

菊池渓谷

阿蘇山の外輪を形成する山の大観峰周辺にある渓谷で、菊池川の水源となっています。「渓谷美の極地」と称されるほどの美しい状態で保たれていて、他にも名水百選、森林浴の森百選、水源の森百選などに選ばれています。

池山水源

池山水源は阿蘇山周辺にあり、湧水は玉来川から他の河川と合流して大野川となって別府湾に注いでいる河川です。水源の近くには樹齢200年を超える木々が多く生い茂っているので、神秘的な雰囲気が漂っています。

鍋ヶ滝

鍋ヶ滝は「道の駅小国町」から十分のところにあります。某お茶のCMに起用され、その優美な姿とアクセスの良さが相まって知名度と人気が大きく上がりました。
その美しさから、滝壺の奥に入り滝の裏側をみることのできる「裏見の滝」の代表例となっています。また、春にはライトアップを期間限定で行っているので必見です。

球磨川

球磨川は最上川、富士川と並ぶ「日本三大急流」のひとつで、「球磨川下り」で有名です。「球磨川下り」は球磨川の川幅が狭くなり、流れが急になる箇所を船頭2名が漕ぐ船で一気に下るレジャーです。激流と荒い岩場を突き進むスリルが人気となっています。熊本にはこの他にもいくつもの水資源や湧水があるので、水の国と呼ばれるのも納得できます。

おわりに

今回は白川と熊本県について紹介しました。熊本県は活火山の阿蘇山の火のイメージと、豊富な水源の水のイメージが合わさっている非常に稀有な土地です。一度訪れてみてはいかがでしょうか。

参考
mizukuni.pref.kumamoto.jp

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