世界最大の流域面積を誇るアマゾン川の雄大な自然と人々

世界最大の流域面積を誇るアマゾン川の雄大な自然とそこに暮らす人々


アマゾン川は世界最大の河川の一つで、全世界の川の流量の約25%を占めているとされています。さらに水深も深く、平均水深は雨季で40mで、河口から4,000km上流まで遠洋航海用の船に乗って航行できます。ここでは、アマゾンの歴史やアマゾン川に住む生物、周辺にある町を紹介します。

歴史

初めてアマゾン川にヨーロッパ人が到達したのは西暦1500年、南アメリカ大陸の沿岸選沿いを航行していた「ビセンテ・ヤーニェス・ピンソン」がアマゾンの河口付近にたどり着いた時でした。そして彼らはこの辺りの水が淡水だと気付き、ポルトガル語で「甘い海」を意味するマーレ・ドゥルセと名付けたのです。
また、アマゾン川の全域を航行した初めての人間は、スペインのコンキスタドール「フランシスコ・デ・オレリャーナ」だと言われています。1541年、彼はエル・ドラード探索にも参加し、全区間を航行して1542年に河口に到達しました。この時、オレリャーナは地元住民と激しい戦闘を繰り広げましたが、その時に女性に攻撃され、ギリシア神話の女人族であるアマゾネスを彷彿とさせたことから、アマゾン川と名付けられたと言われています。

アマゾン川に住む生物

アマゾン川は古くから、生態的条件や気性的条件が安定しているため、熱帯雨林や水中でも、数多くの動物が見られます。アマゾン川流域には250種類程の哺乳類や、1,800種類程の鳥類が生息しています。動物を襲う魚として有名なピラニアは約24種類発見されています。ピラニアといえばアマゾンで一番怖い魚と言われていますが、それよりも危険な生き物がいたのです。それは「人食いナマズ」という異名を持つカンディルです。動物を襲わない大人しい種類もいますが、動物だけでなく人間も襲うと言われています。目は退化しているため視力はほとんど無いものの、人間のお尻などから侵入したり吸盤のような口を使って食いついてきたりと、たいへん危険であることが想像できます。

アマゾン川沿いの町

アマゾン川流域には、上流の町マナウス、河口都市のベレン、上流の都市イキトスがあります。

マナウス

ブラジル北部にある都市で人口はおよそ150万人、ブラジルのアマゾン地域最大の都市でもあります。19世紀にコーヒー豆・麻栽培の集積地として開かれてから、アマゾン内部の経済を繁栄させました。マナウスはアマゾン地域における多くの国立公園などに隣接しているため、観光地としても有名です。市内には世界屈指の高級ホテルがあり、ネグロ河に面したマナウス港は観光客たちで賑わっています。

ベレン

アマゾン川の河口南岸に位置する、ブラジル北部の港町で人口はおよそ130万人、市内にあるマンゴー並木が有名です。ちなみに、日本人と日系ブラジル人合わせて3,000人程が住んでいるとされています。

イキトス

ペルー北東部に位置し、人口はおよそ33万人です。「陸路ではいけない世界最大の町」と呼ばれる通り、船か飛行機に乗らなければ入ることができません。主に、コーヒー・綿花などの生産が盛んです。

おすすめの観光地

おすすめしたい観光地を2つ紹介します。

アマゾナス劇場

1896年に建設されたイタリア・ルネッサンス様式のオペラハウスです。屋根のタイルといった建築材は全てヨーロッパから取り寄せたもので、劇場内部も大理石の階段など、その豪華さから息を呑んでしまいます。

インディオ博物館

協会に隣接しており、修道女によって運営されている博物館です。宗教儀式に使われた道具や楽器などが展示され、さらに、動物の剥製も飾ってあります。博物館入口の売店では民芸品が販売されているので、お土産にすると良いでしょう。

まとめ

アマゾン川の歴史や生息している動物、周辺にある町を紹介しました。アマゾン川には「アマゾンカワイルカ」というピンク色のイルカが生息しています。日本では見られないような珍しい動物が見られますが、中には人に襲いかかるカンディルなどもいるので、観光する時は十分気を付けてください。

参考
ja.wikipedia.org

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